腎臓病について

私の兄の奥さんの母親が腎臓病の手術を受けると聞き、糖尿病とも関連が深いので調べることにしました。
ちなみに、私の母にも速やかにクレアチニンの血液検査を受けて貰い、現時点では腎臓機能に異常はありませんでした。
しかし、糖尿病が進行すれば糖尿病性腎臓病になってしまうので、予防の意味でもきちんと糖尿病を治そうと決意を新たに出来ました。

 

 
腎臓は、そら豆のような形をした握りこぶしくらいの大きさで、腰の少し上に左右対称に2個あります。
腎臓の働きが慢性的に低下していく病気を、慢性腎臓病(CDK)といいます。
平成22年現在で慢性腎臓病は1330万人、新規に透析に入る患者は3万7000人(全透析患者数は29万7000人)と毎年増えています。
透析の一人当たりの年間医療費は620万円(尼崎市役所調べ)、このうち個人負担は年間約12万円
と言われています。医療費の9割を国と地方自治体、企業の健康保険組合が負担しているため、透析に関わる保険点数が年々削減されており、
夜間透析施設が減少したり、透析スタッフの人数が削減される現象が出てきています。透析の補助金の財源に苦しむ市町村も出てきており、
透析患者の個人負担が将来増える可能性も否めません。

腎臓は、沈黙の臓器といわれています。健康診断で検尿のたんぱく質、血液検査のクレアチニンといった項目で指摘を受けても、
とくに具合は悪くないという理由から、そのまま放置している人も多いようです。
腎臓の病気は早期発見と早期治療により、
「慢性腎臓病にならないように」「進行しないように」「透析療法にならないように」することが重要です。

 
【腎臓の働きと機能低下のによる症状について】
@老廃物の排出
腎臓は血液を濾過して、代謝産物(クレアチニン)や老廃物(尿素窒素、尿酸)や塩分を尿として
体外へ排出してくれます。
機能が低下すると、老廃物や余分な水分が体に溜まり、むくみが出たり、体がだるくなります。
更に悪くなると、吐き気や頭痛、食欲不振などの尿毒症を起こします。
末期は、心不全や肺水腫などの合併症を起こします。
A血圧の調節
腎臓は血圧を安定させるために、体内の水分と塩分量を調整しています。
機能が低下すると、レニンという酵素の分泌が増え、血液中のたんぱく質に働き、アンジオテンシンというポリペプチドを作ります。
この物質が血管を収縮するので血圧が高くなります。

B造血作用
腎臓から出るホルモンが骨髄に働きかけ、血液中の赤血球の生産を促進します。
機能が低下すると、このホルモンが出てこなくなり、血液が不十分になり、貧血になります。
貧血になると、疲れやすい、食欲不振、頭痛、動悸、息切れ、目まい、立ちくらみなどが出てきます。
C水分調節
腎臓は1日約150リットルの水分を濾過していますが、そのうち99%は再吸収され、残りの1%1.5リットルが尿として排出されます。
機能が低下すると、体液量の調節がうまくできなくなり、体がむくんでしまいます。
ナトリウムは血圧、カリウムは心臓、リンは骨、カルシウムは血管壁、マグネシウムは筋肉や神経などに大きく影響しますので、
イオンバランスが崩れると、体に様々な不調が現れます。

D骨の強化
腎臓は、カルシウムを体内に吸収させるのに必要なビタミンDをつくっています。
機能が低下すると、活性型ビタミンDが低下し、カルシウムが吸収されなくなり、骨粗しょう症などの症状が出てきます。

 

腎臓病になりやすい人

@高血圧、糖尿病、肥満がある人
A高齢の人
B近親に慢性腎臓病の人がいる。
C膠原病や尿路感染症、尿路結石の病気を持っている。
D以前に腎臓病にかかったことがある。
E薬を常用している。

腎臓病の種類

腎臓の病気は、大きく分けて5種類に分けられます。
@原発性腎臓病(腎臓そのものが病気)・・・慢性糸球体腎炎・慢性間質性腎炎
A続発性腎臓病(腎臓以外の原因)・・・糖尿病性腎症・腎硬化症・膠原病・痛風腎・骨髄腫腎
B遺伝性・先天性腎臓病・・・多発性嚢胞腎・アルポート症候群
C尿路感染症・・・腎孟腎炎・膀胱炎
D泌尿器科的な病気・・・尿路結石・神経因性膀胱・前立腺の病気

 

慢性に経過して腎臓の機能が低下すると、やがて尿毒症から透析療法、あるいは腎移植が必要な状態になります。末期腎不全から透析療法になる代表的な腎臓病は(2011年の調査結果では)
@糖尿病性腎症(44.2%)・・・高血糖が長く続くと、腎臓の糸球体の毛細血管が障害される。早期では微量アルブミン尿、進行するとタンパク尿が見られ、さらには腎臓の機能が低下してくる。
A慢性糸球体腎炎(20.4%)・・・糸球体に炎症を持つ腎臓病の総称。タンパク尿、血尿などが見られる。
B腎硬化症(11.7%)・・・高血圧が長く続き、全身の動脈硬化が起き、腎臓の血管にも動脈硬化が見られる状態。

 

 

慢性腎臓病の診断

@検尿、血液検査、画像検査、腎生検の結果、異状が明らか(特にタンパク尿が陽性
A推算糸球体濾過量(eGFR)が60未満
上記@Aのどちらかが3か月以上に続いて見られる場合に慢性腎臓病と診断されます。

 

推算糸球体濾過量(eGFR)とは、血液中のクレアチニンの値と年齢、性別をもとに腎臓の働きの程度を示した指標です。この値から、腎臓病がどれくらい進行しているかをステージG1〜G5に分けて診断されます。
@G1(eGFR 90以上)・・・腎障害はあるが働きは正常。    (正常〜高値)   
AG2(eGFR 60〜89)・・・正常〜正常の人の2/3位の働き。( 正常〜軽度低下)
BG3a(eGFR 45〜59)・・・正常の人の2/3位の働き。    (軽度〜中等度低下)
CG3b(eGFR 30〜44)・・・正常の人の1/3位の働き。    (中等度〜高度度低下)
DG4(eGFR 15〜29)・・・正常の人の1/6〜1/3位の働き。 (高度低下)
CG5(eGFR 15未満)・・・正常の人の1/6未満の働き。    (腎不全) 

 

【ステージ別の生活管理】
・血圧の目標値 G1〜G5共通 130/80mmHg未満
※G4からは高カリウム血症や腎臓の働き悪化に要注意
・食塩制限 G1〜G2:1日10g未満(高血圧なら6g未満)、G3a〜G5:1日3g以上6g未満
・タンパク質制限 G3a〜G5:体重1sあたり0.6〜0.8g/日
※G4からは高リン血症に要注意
・カリウム制限 G3a〜G3b:2000r/日、G4〜G5:1500r/日
・エネルギー摂取 G1〜G5共通 標準体重×30〜35kcal(BMI18.5〜25が目標)
・運動の目安  G1〜G3b: 適切な運動で肥満の是正、糖尿病の新規発病の予防、心臓血管の病気の予防
          G4: 体力を低下させない程度の運動
          G5: 過度な運動はしない

自覚症状

慢性腎臓病は自覚症状が乏しく、症状が出た時には腎臓の働きが高度に低下している場合もあります。
【尿の症状】
@血尿が出る・・・急性糸球体腎炎、慢性糸球体腎炎の急性増悪・尿路結石・膀胱腫瘍などの疑い
A尿の泡立ち・・・泡立ちがなかなか消えない場合タンパク尿が考えられ、腎臓の病気の疑い
B頻尿・夜間尿・・・膀胱炎や腎臓の尿を濃くする力が低下している場合に見られます。
【尿以外の症状】
@むくみ・・・腎臓の働きが低下すると、水分の調整がうまくいかないため、むくみが見られます。
A高血圧・・・高血圧が続くと腎臓の働きが低下します。高血圧は動脈硬化の原因となります。
【末期腎不全の症状】
腎不全になると、貧血・動悸・息切れ・激しいむくみ。
尿毒症の症状として、吐き気・食欲低下などの消化器症状も出る。

糖尿病性腎症

糖尿病性腎症は、糖尿病にかかって10年以上経過した人に多く見られます。高血糖状態が長く続くと、
糸球体を構成している毛細血管が障害されて、腎生検すると糖尿病性糸球体硬化症が見られます。
早期では微量アルブミン尿、進行するとタンパク尿が見られ、さらには腎臓の機能が低下してきます。
 腎臓の障害とほぼ同時に、網膜や神経の血管にも同様の変化をきたします。網膜症による視力障害、
しびれ感などの神経障害が見られるようになります。
 糖尿病性腎症になると、脂質代謝異常により全身の動脈硬化をきたすことから、心臓、脳、さらには
腎臓の動脈硬化になります。
 糖尿病性腎症は慢性腎臓病のなかでも、発病から透析療法にいたるまでの期間が最も短いと言われています。心血管疾患の発症も、ほかの腎臓病に比べ6倍も高く見られます。

 

【病期と治療】※どの病期でも心血管疾患の抑制が必要です。
@第1期(腎症前期)尿に異常のない時期 
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・運動療法
A第2期(早期腎症期)微量アルブミン尿が見られます。
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・運動療法
B第3期A(顕性腎症前期)タンパク尿が間欠的に見られます。
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・食塩制限:7〜8g/日(高血圧では6g/日未満)
・低タンパク食:体重1sあたり0.8〜1.0g/日
C第3期B(顕性腎症後期)タンパク尿が持続的に見られ、腎臓が機能低下し始めます。
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・食塩制限:7〜8g/日(高血圧では6g/日未満)
・低タンパク食:体重1sあたり0.8〜1.0g/日
・むくみ、心不全があれば水分制限
・運動は体力を維持する程度
D第4期(腎不全期)腎臓の機能がさらに悪くなります。
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・食塩制限:5〜7g/日(高血圧では6g/日未満)
・低タンパク食:体重1sあたり0.6〜0.8g/日
・むくみ、心不全があれば水分制限
E第5期(透析療法期)透析療法が必要になります。
・血糖管理(HbA1c):6.9%未満
・血圧管理:130/80mmHg未満
・食塩制限:7〜8g/日(高血圧では6g/日未満)
・低タンパク食:体重1sあたり1.0〜1.2g/日
・腹膜透析:体重1sあたり1.1〜1.3s/日

食事制限

慢性腎臓病は、腎臓の働きを示す推算糸球体濾過量(eGFR)の数値によって、G1〜G5までのステージ(病期)により分類されていることは前述しました。
・ステージG1は腎臓の働きは正常な段階ですし、ステージG2もeGFRが60〜89の軽度低下している段階ですから、何としてもここで踏みとどまることです。
慢性腎臓病が進展しないようにするためには、糖尿病、脂質代謝異常、高血圧、肥満、喫煙などの危険因子をなくすために、日々の生活での悪い習慣を見直し、特に食生活を改善することが重要です。
このステージG1〜G2での食事療法につきましては、『糖尿病』のページで説明しました食事療法がそのまま活用できますので参照下さい。

 

・ステージG3aはeGFRが45〜59、G3bはeGFRが30〜44と腎臓の働きが中等〜高度まで低下しますと食塩やタンパク質、カリウムの制限が必要になります。

 

【食塩制限】
食塩を摂り過ぎると腎臓に負担をかけるとともに、高血圧にもつながります。
また食塩制限をしていないと降圧剤のレニン・アンジオテンシン系抑制薬の治療効果も乏しくなります。
ですから、ステージG3以降は1日3g以上6g未満となるように食塩制限することが大切です。
調味料の一般的な目安は覚えておきましょう。食塩小さじ1杯が約5g、醤油小さじ1杯が約1g、味噌大さじ1杯が約2g。
塩分の多いもの(味噌汁、すまし汁、ラーメンスープ、漬物、佃煮)や塩蔵品(イクラ、塩辛)や塩漬け食品(ハム、かまぼこ)は
控え、酸味(食酢、レモン)や香味野菜(ニラ、玉葱、シソ)、香辛料(コショウ、わさび)や旨み(昆布、鰹節)を利用するとよいでしょう。
【タンパク質制限】
タンパク質を摂りすぎると腎臓の糸球体に負担がかかり、腎臓が悪くなるスピードが速くなります。また、腎臓の働きが悪いと、
タンパク質の老廃物である尿素窒素などが増えるために、タンパク質の制限が必要になります。
1日の摂取量を標準体重1sあたり0.6〜0.8g(例:準体重60sの場合なら36〜42g)に抑えましょう。
しかし、通常の食事でタンパク質を制限しているとエネルギー量が不足してしまうことがあります。エネルギー量が不足しますと、
それを補うために体内に蓄えられていたタンパク質が消費されるため、筋肉などの細胞が壊れて血液中に老廃物が増えてしまいます。このため慢性腎臓病の食事療法では、炭水化物や脂質で適正なエネルギー量を摂る事も大切です。必要な1日のエネルギー量は標準体重1sあたり30〜35kcal(例:標準体重60sの場合なら1800〜2100kcal)が目安です。
糖尿病の食事療法ではカロリーを低く抑えるために油脂や炭水化物は制限しますが、腎臓病ではタンパク質制限があるので脂質や炭水化物によりエネルギー量もしっかり摂るという正反対の食事療法になります。
そのため、糖尿病性腎症の場合は、この正反対の食事療法を両立させなければならず自己管理が非常に難しいです。

 

【カリウム制限】
ステージG3以降では、カリウムの排出が行われにくくなり、カリウムの多い食事をとりすぎると血液中のカリウム濃度が高くなります。自覚症状に乏しく、筋力の低下、しびれ感などの自覚症状が出る時には血清カリウムの値が6〜7mEq/l以上となっており、生命の危険な状態です。腎臓を保護する作用のあるレニン・アンジオテンシン系抑制薬を服用している場合にも、高カリウム血症が起こることがあります。高カリウム血症の予防には、日常の食事におけるカリウム摂取量を1日あたり1500r以下に制限することが必要です。カリウムは全ての食品に含まれていますが、特に生野菜、果物、イモ類、豆類などカリウムを多く含んだ食品を多量に食べないように制限しなければなりません。
糖尿病の食事療法では、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な生野菜・豆類を積極的に摂取しますが、腎臓病ではミネラルを多く含むので制限するという正反対の食事療法になります。
そのため、糖尿病性腎症の場合は、この正反対の食事療法を両立させなければならず自己管理が非常に難しいです。
 
【水分制限そのほか】
ステージG4では、eGFRが15〜29で、透析療法の前段階ともいえる状態です。むくみ、疲れやすい、動くと息切れするなどの自覚症状も出てきます。むくみの治療には利尿薬を使って、体の中にたまった水分を尿として出します。むくみが強い場合は、食塩を1日5g以下に制限することが望ましいです。食事からとる水分は1200ml以内に抑え、飲む水の量は700ml以内という水分制限も必要になります。
尿中の酸の排出ができないために、体液中に酸が蓄積すると、代謝性アシドーシス(血液が酸性に傾く状態)を合併した時には、重曹(炭酸水素ナトリウム)を用いて調整します。
糖尿病では積極的な運動が必要ですが、腎臓病G4以降になると運動は体力の低下をきたさない程度の散歩に抑え、マラソンなどの過度な運動は控えるべきです。
 

末期腎不全

腎臓の機能が10%を下回ると、透析療法か腎臓移植をすることになります。
血液透析の5年後の生存率は59.6%に対して、腎臓移植から5年後の生存率は89.6%と高いですし、腎臓移植をすると
食事制限も緩く、健常人に近い生活が可能になるので、腎臓移植の希望者は年3万人を超えます。しかし、献腎数が少ないので、
腎臓移植は年1300人程度となり、血液透析に入る人が年3万5千人を超えています。つまりほとんどの人は血液透析に入ります。
【血液透析の方法】
透析を行う機械に血液を循環させます。血液透析は週3回程度、透析を行う医療機関に通院し、専門のスタッフにより1回4〜5時間かけて行います。
【導入前の処置】
透析機械に血液を循環させるために血液量を確保する為、手首近くの腕の動脈と静脈を手術で繋ぎ合わることによって、血管を太くします。これを「シャント」といい、手術後2週間くらいたってから使用することが望ましいので計画的に手術」します。長期間使用で、血管が詰まったり、細くなって使えなくなることがあります。シャントを圧迫したり、衝撃を与えないように注意する必要があります。
【合併症】
長く透析を続けていると様々な合併症が起きます。
・骨の障害・・・・ビタミンDの活性化が障害され、カルシウムが吸収されにくくなります。また血液中にリンが留まり、骨がもろくなり        ます。
・動脈硬化・・・・透析患者は動脈硬化が進みやすくなります。
・透析アミロイドーシス・・・・透析で十分に取り除けない物質(タンパク質の一種)がアミロイドという物質に変化し、骨や間接に沈着し、痛み・しびれ・関節が曲がりにくいなどの症状を起こします。
・心不全・・・・体の水分量が透析毎に大きく変化するため、心臓に大きな負担をかけ、働きが悪くなります。
・感染症・・・・免疫力が低下し、感染症にかかりやすくなります。
・悪性腫瘍・・・・悪性腫瘍の発生率が一般より高くなります。
(・腹膜炎・被嚢性腹膜硬化症・・・腹膜透析の場合の合併症)
【問題点】
・週3回通院し、1回4〜5時間拘束されます。
・透析中に、血圧の降下、筋肉のけいれん、頭痛、吐き気が起きることがあります。
・透析前後で体調の変動が大きいです。
・水分の制限が厳しいです。
・抗凝固剤を使うので、透析中、及び透析後はしばらく出血し易くなります。
・かゆみが起きる人が多いです。
・食物の制限(特にリンを含む食物)が厳しいです。

 

クレアチニンは下がらない?

現在の医学では、クレアチニンは下がらないことが常識となっています。
裏をかえせば、腎臓病は治ることはなく、悪化する進行を遅らせることしかできないことになります。
しかし、実際にクレアチニンを下げて改善している人も存在します。
『腎臓病をなおす 内臓トレーニングでクレアチニンは下がる』(静岡トレーニングクリニック院長 廣岡孝著)を読んでみました。
調査対象192人のうち、87人(45.3%)が改善、49人(25.5%)が維持、44人(22.9%)が進行、透析が12人(6.3%)。
という調査結果を挙げていました。
クレアチニン値別では 
@【〜1.99】改善49.2%、維持39.7%、進行11.1%
A【〜2.99】改善58.5%、維持19.5%、進行19.5%
B【〜3.99】改善35.0%、維持17.5%、進行37.5%、透析10.0%
C【〜4.99】改善45.0%、維持10.0%、進行25.0%、透析20.0%
D【〜5.99】改善30.8%、維持30.8%、進行30.8%、透析7.7%
E【6.00〜】改善33.3%、維持20.0%、進行33.3%、透析13.3%

 

【クレアチニンを下げている人はどんな人か】
@1日3時間以上内臓トレーニングを行っている人。
Aストレスを溜めず、規則正しい生活をしている人。
B過激な運動を控えている人。
C塩分やタンパク質を抑える食事療法を徹底している人。

 

※私の感想としては、ABCは現在の医学の常識とも矛盾しないので、@を行う意識が高い人はABCも徹底できたのではないかと思います。一般の人にとってはBはともかくACを徹底することもハードルが高いと思います。
「@の内臓トレーニングとは何か?」についても興味が湧きました。

 

【内臓トレーニング】
肝心なトレーニングの内容については詳しく書かれていませんでしたが、
内臓トレーニングでは3つの刺激により血流を活性化させるそうです。
@「ふくわはぎ」を刺激して全身の血行を良くする。
A「足の裏」を刺激して身体の一番弱っている所を元気にする。
B自律神経のバランスをとって体内環境を整える。

 

※私の感想ですが、インターネットで「内臓トレーニング」を検索するとAの医療器具がヒットしましたが十何万円の高額器具でしたので、私には残念ながら本物の治療には手が届きそうにはありません。B自律神経のバランスをとるためには脊髄を低周波通電法で刺激するとよいそうですが、これも脊髄を刺激すればよいと置き換えれば実戦できそうです。
@「ふくらはぎ」やA「足の裏」B「脊髄」の刺激はいづれも手で揉むことが出来ます。最寄りの整体に行けば、数百円で
電気治療や各種マッサージ機械も利用できます。
「医者任せではなく、自分で絶対に治す」という発想で高い意識で自己管理を徹底することが重要なのだと思います。
これは腎臓病に限らず、病気に向き合う心構えとして大切なことだと思います。

 

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