認知症

最近、高齢の母が夜中に夢遊病のように家の中を徘徊し、転倒しました。
幸い骨折はありませんでしたが、夜中の記憶がありませんでした。
認知症が始まったかもしれないので、認知症についても少しずつ勉強していきます。
e-65.netのサイトを参考にしています。

母は昨夜の出来事を説明しても思い出せず、「忘れたことの自覚」がないようです。
まだ日常生活に支障があるとは言えませんが、認知症に分類されそうです。

 


認知症には、3つのタイプに分類されるようです。母はどれに該当するのか。。

昨夜、母は自分でトーストを焼いて食べていましたが、間食した記憶や転倒した記憶がまるごとありません。
それがレピー小体型認知症の特徴の「睡眠時の異常行動」なのか
アルツハイマー型認知症の「徘徊」なのか、区別が難しいです。
「転倒」がパーキンソン症状によるものなのかも、素人では区別が難しいです。
血管性認知症の場合は、治療によって改善が期待できるようですし、
勝手に判断せず、医者に相談しようと思います。
また、アルツハイマー型とレピー小体型では脳の萎縮の具合が違うようなので
MRI検査もしてもらおうと思います。

 

 

【アルツハイマー型認知症の原因】

【レピー小体型認知症の原因】


アルツハイマー病は、脳の神経細胞が少しずつ壊れて認知機能が低下します。
アリセプト(ドネペジル塩酸塩)など、いま使われている薬は残った神経細胞の情報伝達力を高めて記憶などを助けるもので、
神経細胞が減るのを抑えて病気を根本的に治療するものではないそうです。

 

土岐内科クリニックのブログにアリセプト(ドネペジル塩酸塩)について分かり易く説明されていました。
脳内にはアセチルコリンの分解酵素アセチルコリンエステラーゼがあり、
アリセプトはこのアセチルコリンエストラーゼの作用を阻害することで
脳内のアセチルコリン濃度を高め、神経伝達を助けるそうです。
アリセプトは、アルツハイマー型認知症とレピー小体型認知症に保険適用が通っている。

 

抗認知症薬はアクセル系(アリセプト/レミニール/リバスタッチ/イクセロンバッチ)とブレーキ系(メマリー)があり、
アリセプトはアクセル系の薬。そのため物忘れが酷い・意欲が無い・言葉数が減った患者さんに効果的。
しかし、攻撃性が強く、易怒性がある患者さんには避けた方がよい。
私は母はどちらかと言えば意欲がなく、言葉数が減っています。

 

しかし、レピー小体型認知症は、抗認知症薬への感度が高く、副作用が強いので
アリセプト常用5rでは副作用が多いので、3r程度が良いが2週間で保険適用が切られてしまうため
継続治療が出来ない。このため、認知症専門医がレピー小体型認知症にアリセプトを処方することはあまりない。
それよりは、4段階で調整できる肌に貼れるリバスタッチ/イクセロンバッチを使用する方が効果的。

 

側頭葉機能は維持されているが、前頭葉機能が低下するMCI(早期認知障害)にはアリセプトが選択される。
社会的に活躍している人が多いので、リバスタッチ/イクセロンバッチは現実的ではない。
また長期の服用になるので、ジェネリックがあるアリセプトは選択し易い。

 

 

抗認知症薬は神経細胞間の流れをよくするので、
アルツハイマー型認知症でも神経細胞の数が維持されている早期ならば改善の可能性がある。
第一候補薬のリバスタッチ/イクセロンバッチは30%の人に皮膚症状の副作用が出るので、
その場合はアリセプトを使用することになる。

 

65歳未満の若年性アルツハイマー型認知症は、アリセプト10rまでの増量を視野に入れる。

 

アリセプトの副作用は、胃腸障害(1-2週間で治まる事が多い)、陽性反応(興奮しやすくなる)、不整脈。
総合感冒薬との併薬で、不穏症状を呈する場合があるので安易な併用はしないこと。

 

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